質問:AIO対策とは何ですか? SEO対策と何が違いますか?
答え:AIO対策は、ChatGPTやGeminiなどのAIに「〇〇ならどこがいい?」と聞かれたときに、あなたの会社の名前が出るように整えることです。SEO対策が検索結果の順位を上げるものなのに対して、AIO対策はAIの答えの中に名前が入ることを目指します。やることは、①AIがサイトを読めるようにする ②何の会社かをはっきり書く ③Googleマップやほかのサイトと情報をそろえる ④聞かれる質問に答える記事を書く ⑤月に一度、同じ質問で確かめる、の5つです。
AIO対策は、新しい技術の話ではありません。ほとんどは、AIに読んでもらえる状態に会社の情報を整える作業です。私はRSMの中村と申します。福岡市中央区を拠点に、ChatGPT・Gemini・Claudeに会社のことを聞いて、名前が出るかを調べる「AI診断」を行っています。この記事では、AIO対策で実際にやっていることと、私自身のサイトで見つかった落とし穴を書きます。
AIO対策とは、何をすることですか?
依頼する会社を探すとき、Googleで検索するだけでなく、ChatGPTやGeminiに「福岡で〇〇ならどこがいい?」と聞く人が増えています。Googleの検索結果の一番上にも、AIがまとめた答え(AIによる概要)が出るようになりました。
AIO(AI Optimization)対策は、こうしたAIの答えの中に、あなたの会社の名前が入るようにすることです。LLMO対策、GEO対策と呼ばれることもありますが、やることはほとんど同じです。
SEO対策との違いは、ゴールの置き方です。SEO対策は、検索結果で上の方に表示されることを目指します。AIO対策は、AIが答えを作るときに「ここは信用できる」と判断して、名前を挙げてくれることを目指します。AIは何か所もの情報を読み比べて答えるので、自分のサイトだけを磨いても足りません。
AIO対策をすると、実際に何が変わりましたか?
ブランド品の卸の会社では、ChatGPTから会社のサイトへの訪問が、6月の15件から9月は58件に増えました。この間にやったのは、解説記事を14本公開したこと、見出しを検索されている言葉に合わせて書き換えたこと、業者向けと個人向けで案内を分けて取引の規模をはっきり書いたことです。
意外だったのは、ChatGPTから来た人の8割が、記事ではなくトップページに入っていたことです。AIが記事の中身を紹介しているのではなく、「この会社がいい」と名前で勧めているということです。フォームの送信12回のうち3回は、ChatGPTから来た人でした。
自分のサイトで見つかった落とし穴は何ですか?
正直に書きます。このサイト(ryoconsults.com)も、AIの一部が中に入れない設定になっていました。
サイトの表示を速くしたり守ったりするために、Cloudflare(クラウドフレア)というサービスを使っています。その設定の中に「AIボットのポリシー」という項目があり、AIの学習用に情報を集めるロボット(GPTBotやClaudeBotなど)を「許可しない」になっていました。自分で選んだ覚えはありません。気づいてすぐに「許可」に変えました。
記事をいくら書いても、AIが読みに来られなければ、AIの答えには入りません。サイトの制作会社やサーバーの設定で、AIを止めていることに誰も気づいていない会社は、少なくないと思います。AIO対策は、まずここを確かめるところから始めてください。
AIO対策は、何から始めればいいですか?
- AIがサイトを読めるようにする:Cloudflareなどの設定でAIのロボットを止めていないかを確かめます。Googleのサーチコンソールだけでなく、Bing(Microsoftの検索)のWebマスターツールにもサイトを登録します。AIの中には、Bingの情報を使って答えるものがあるからです
- 何の会社かを、はっきり書く:誰に、何を、どこで、どのくらいの規模でしているのか。トップページの一番前に、文字で書きます。画像の中の文字は、AIが読み飛ばすことがあります
- Googleマップやほかのサイトと情報をそろえる:会社名・住所・営業時間・サービスの書き方を、Googleマップ、SNSのプロフィール、予約サイトなどでそろえます。食い違いがあると、AIは間違えたり、名前を挙げるのを避けたりします
- 聞かれる質問に答える記事を書く:「〇〇は自分でできる?」「費用はどのくらい?」のように、お客様が実際にAIに聞く形の見出しをつけ、最初の段落で答えを言い切ります
- 月に一度、同じ質問で確かめる:ChatGPT・Gemini・Claudeに、お客様が聞きそうな質問を3つほど投げ、名前が出るかを記録します。同じ質問で続けて測らないと、変わったかどうかが分かりません
AIの答えの間違いを直す方法は、AIが定休日を間違えていた|ChatGPT・Geminiの誤答の直し方に書いています。
AIO対策は、うちの会社にも必要ですか?
すべての会社に、今すぐ必要なわけではありません。次のどれかに当てはまるなら、早めに始めた方がいいです。
- お客様が、いくつかの会社を比べてから選ぶ商売(買取、工務店、士業、高額なサービスなど)
- 紹介だけでなく、まだ知らない人からの問い合わせを増やしたい
- 会社の名前で検索されることがあり、その答えが正しいか気になる
反対に、近所の常連さんと紹介だけで予約が埋まっているお店なら、急ぐ必要はありません。その場合も、AIが営業時間や定休日を間違えていないかだけは、一度確かめておいてください。
AIO対策の費用は、どのくらいですか?
この記事の5つの手順は、どれも自分でできます。Cloudflareの設定の確認、Bingへの登録、トップページの書き直し、Googleマップとのそろえ、月に一度の確認。お金はかかりません。かかるのは時間です。
人に頼む場合、RSMでは、初期の整備(サイトの言葉の直し、会社情報の目印=構造化データ、Googleマップとのそろえ、AIでの見え方の調査)が15万円〜、毎月の運用(記事を月2本、AIと検索での見え方を毎月測ってレポート)が月8万円〜です。
AIO対策は、すぐに効きますか?
すぐには効きません。AIが新しい情報を読み直すまでには、数週間から数か月かかります。先ほどの卸の会社でも、記事を書き始めてから数字が動くまで、3か月ほど見ています。
もう一つ、正直に言っておきたいことがあります。AIが名前を挙げるのは、もともと実績や中身のある会社です。強みがはっきりしない会社が、書き方だけを整えても、AIはその会社を選びません。AIO対策は、すでにある強みを、AIに伝わる形に書き直す作業だと考えてください。
自分の会社がAIにどう見えているか、知りたいときは?
RSMの「無料のAI診断」では、ChatGPT・Gemini・Claudeに、お客様が実際に聞く質問を投げて名前が出るかを確かめ、営業時間や住所を正しく答えられるかも合わせてレポートにしています。売り込むためのものではないので、今の状態を知る目安として使ってください。
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