質問:ChatGPTやGeminiに自分のお店のことを聞いたら、定休日を間違えて答えられました。どうすればいいですか?
答え:AIに直接「間違っています」と言っても直りません。AIは、Googleマップ・ホームページ・予約サイトなど、ネットにある情報をまとめて答えています。直すのは、その元になる情報の方です。①Googleマップの営業時間と定休日を正しく入れる ②ホームページか予約サイトに、同じ内容を文字で書く ③どこにも同じことが書いてある状態にそろえる。この3つで、AIの答えは少しずつ正しくなります。
AIは、あなたのお店の定休日を、平気で間違えて答えることがあります。私はRSMの中村と申します。福岡市中央区を拠点に、お店や会社がGoogleマップ・検索・AIでどう見えているかを調べて、レポートにする「AI診断」を行っています。この記事では、実際に見つかった間違いと、その直し方を書きます。
実際に、どんな間違いが起きていますか?
福岡県内のあるネイルサロンを調べたときのことです。3つのAIに「このお店の営業時間・定休日・住所・電話番号を教えて」と聞き、Googleマップに登録されている内容と比べました。
| 聞いた相手 | 定休日の答え |
|---|---|
| Googleマップの登録(正しい情報) | 木曜日 |
| Gemini | 不定休(間違い) |
| Claude | 見つからなかった |
| ChatGPT | お店の情報そのものが見つからなかった |
Geminiは、木曜定休のお店を「不定休」と答えていました。このAIの答えを信じたお客さんが木曜日に来たら、お店は閉まっています。しかも、そのお客さんがお店に「AIにこう書いてあった」と伝えてくれることは、まずありません。お店の方も、私が調べてお伝えするまで、この間違いに気づいていませんでした。
Claudeは、もう一つ気になることを答えていました。「同じ名前の、別の地域のサロンも多く出てくる。電話番号や定休日が載っていても、このお店のものではない」。名前がほかのお店とかぶっていると、AIが別のお店の情報を混ぜてしまうこともあるということです。
なぜ、AIは間違えるのですか?
AIは、お店の情報をどこか1か所から読んでいるわけではありません。Googleマップ、ホームページ、予約サイト、口コミ、SNSのプロフィールなどを読み集めて、いちばんそれらしい答えを作っています。
だから、次のような状態だと間違えやすくなります。
- 定休日が、Googleマップにしか書いていない(ほかの場所で確かめられない)
- 予約サイトやSNSには「定休日は不定期」「お知らせをご覧ください」とだけ書いてある
- 定休日が、画像の中にしか書いていない(AIは画像の文字を読み飛ばすことがあります)
- 同じ名前や似た名前のお店が、ほかの地域にある
どうすれば、AIの答えは直りますか?
AIの会話の中で「定休日は木曜です」と教えても、直るのはその会話の中だけです。ほかの人が聞いたときの答えは変わりません。直すのは、AIが読みに行く元の情報です。
- Googleマップの登録を正しくする:営業時間と定休日を曜日ごとに入れます。年末年始などの臨時のお休みは「特別営業時間」で入れます
- ホームページか予約サイトに、同じ内容を文字で書く:「定休日:木曜日」のように、画像ではなく文字で書きます。ホームページがなければ、予約サイトの紹介文に入れます
- どこにも同じことが書いてある状態にそろえる:Instagramのプロフィールや、公式LINEのあいさつも同じ書き方にします。古い情報が残っているページは直すか消します
- 名前がほかとかぶるなら、地名と一緒に書く:「〇〇(〇〇市のネイルサロン)」のように、どこのお店かが分かる書き方を、プロフィールや紹介文に入れます
大事なのは、どこを見ても同じことが書いてある状態です。AIは、何か所にも同じ情報が書いてあると、それを正しいものとして答えるようになります。
正直に言えば、直してすぐにAIの答えが変わるわけではありません。AIによって、新しい情報を読み直すまでの時間が違うからです。数週間から数か月かかることもあります。だからこそ、気づいたら早めに元の情報を直しておくことをおすすめします。
AIにどう答えられているか、自分で確かめるには?
ChatGPT・Gemini・Claudeのそれぞれに、「(市の名前)の(お店の名前)の営業時間と定休日を教えて」と聞いてみてください。答えを、Googleマップの登録と見比べます。お店の名前だけで聞くと、別の地域の同じ名前のお店が出てくることがあるので、市の名前を一緒に入れるのがコツです。
月に一度、同じ聞き方で確かめておくと、直した効果も分かります。
自分のお店がAIにどう見えているか、まとめて知りたいときは?
RSMの「無料のAI診断」では、3つのAIに営業時間・定休日・住所・電話番号を聞いてGoogleマップと見比べる確認と、お客さんが実際に聞く質問で名前が出てくるかの確認を、まとめてレポートにしてお届けしています。売り込むためのものではないので、今の状態を知る目安として使ってください。







