ホームページで集客できない理由は、次の3つのどれかです。
- 見つけてもらえない:お客さんが探す場所(検索・Googleマップ・SNS)に、あなたのホームページへの入口がない
- 頼む理由が伝わらない:見に来た人に、「なぜここに頼むのか」が書いていない
- 連絡するきっかけがない:いきなり「お問い合わせ」しか道がなく、気軽に一歩目を踏める入口がない
直す順番も、この1→2→3です。人が来ていないのに文章やデザインを直しても、問い合わせは増えません。
この記事では、3つの理由それぞれの「確かめ方」と「直し方」を、フォームとLINEからの問い合わせが、月4件から13件になった会社の実例とあわせて書きます。
理由1 見つけてもらえない
いちばん多い理由です。ホームページは、作っただけでは誰も来ません。名刺を配らなければ誰の手にも渡らないのと同じで、知らない人がたどり着く道がなければ、どれだけ良いページでも読まれません。
確かめ方
- お客さんがあなたのような会社を探すとき、何という言葉で検索するか、3つ書き出してみてください。その言葉で検索して、あなたのホームページは出てきますか
- Googleマップで業種名を検索して、あなたのお店や会社は出てきますか
- Instagramなど、お客さんが見ているSNSに、ホームページへのリンクを置いていますか
- ブログやお知らせの更新が、何年も前で止まっていませんか
直し方
お客さんが実際に打ち込む言葉で、ページを作ります。会社が言いたいことではなく、相手の言葉から逆算するのがポイントです。
このとき、「福岡 ホームページ制作」のような地域名+業種の言葉だけを狙うのはおすすめしません。何年も前から上位にいる会社や、広告にお金をかけている会社が並んでいるからです。それより、「〇〇(商品名) 仕入れ」「〇〇 修理 費用」のような具体的な言葉のほうが、新しいホームページでも上に出やすく、探している人の本気度も高いです。
あわせて、Googleマップの店舗情報(Googleビジネスプロフィール)とSNSのプロフィールに、ホームページへのリンクを置きます。ホームページは、ほかの入口から人が流れてきて初めて働きます。
理由2 頼む理由が伝わらない
人が来ているのに問い合わせがない場合は、こちらです。よくある会社のホームページは、「会社概要」「事業内容」「アクセス」が並んでいて、どのページも説明で終わっています。読んだ人は「なるほど」とは思っても、「ここに頼もう」とは思いません。
確かめ方
- ホームページの各ページに、「誰の、どんな悩みを解決するか」が書いてありますか
- 同じ業種のほかの会社ではなく、あなたに頼む理由が書いてありますか
- 各ページの最後に、次にしてほしいこと(電話・LINE・お問い合わせ)が書いてありますか
直し方
トップページ以外のページも、説明ではなく「頼む理由」を伝えるページに変えます。検索から来た人は、トップページを見ずに、いきなり中のページに着くことのほうが多いからです。どのページから入っても、「悩み→解決→実績→連絡先」の順で読めるようにします。
頼む理由は、会社の大きさや知名度で作ろうとしないことです。そこで勝負すると、大手にはかないません。あなたが勝てるのは、毎日その仕事をしている人にしか分からない「現場の知識」です。
理由3 連絡するきっかけがない
頼む理由が伝わっても、知らない会社にいきなり「お問い合わせ」するのは、お客さんにとって大きな一歩です。その間に、もっと気軽な一歩目がないと、「また今度」で終わってしまいます。
確かめ方
- 連絡手段が、メールとお問い合わせフォームだけになっていませんか
- お客さんが一般の人なら、公式LINEで気軽に聞ける窓口がありますか
- 「無料の資料をもらう」「LINEで質問する」のように、問い合わせより軽い入口がありますか
直し方
お客さんが一般の人なら、まず公式LINEの窓口を置きます。メールを打つより、LINEで一言送るほうがずっと気軽だからです。
そのうえで、「役に立つ無料の資料」を用意します。資料を受け取る→読んで信頼する→問い合わせる、という段差の低い階段を作るのです。この階段を1ページで案内する専用のページを「LP(ランディングページ)」と呼びます。会社のホームページが「信頼を確かめてもらう場所」なら、LPは「最初の一歩を踏んでもらう場所」です。集客の入口になるのは、こちらです。
実例:問い合わせが月4件から13件になるまで
ブランド品の卸をしている会社の例です。2024年の春、この会社にあったのは10万円ほどで作った「名刺代わり」のホームページでした。会社名と事業内容と連絡先が載っていて、それで終わり。問い合わせは、ほとんど来ていませんでした。上の3つの理由に、全部当てはまっていたことになります。
直したことは、3つの理由と同じ順番です。
- 見つけてもらう:卸の取引先は、会社名では探しません。「ブランド名+卸+法人」のように、仕入れたいものの言葉で探します。その言葉で検索されたときに出てくるページを作りました
- 頼む理由を伝える:すべてのページを、説明ではなく「頼む理由」を伝える作りに変えました。会社の大きさでは大手の卸にかなわないので、毎日その品に触れている会社だからこそ分かる「現場の知識」を前に出しました
- 連絡するきっかけを作る:扱っているブランドの品を手に入れるまでの道のりを一冊にまとめた「完全攻略ガイド」を作り、LPで無料で受け取れるようにしました。会社の宣伝は入れず、そのブランドが好きな人が「これは知りたかった」と思う中身だけで組んでいます
ガイドを読んだ人が、会社のホームページで信頼を確かめて、それから問い合わせる——この階段ができたことで、フォームとLINEからの問い合わせは、8月の4件から、9月には13件になりました。(営業の連絡と、同じ方からの重複は除いて数えています)
よくある質問
ホームページを作り直さないと、集客できませんか?
作り直さなくても直せることが多いです。先に「理由1」の入口づくり(検索される言葉のページ、Googleマップ、SNSからのリンク)を確かめてください。見た目が古くても、人が来ていれば問い合わせは生まれます。作り直すのは、入口と頼む理由を決めたあとで十分です。
集客できるようになるまで、どれくらいかかりますか?
検索からの集客は、ページを作ってから数か月かかるのが普通です。競合が多い業種や地域では、もっとかかることもあります。早く反応を見たい場合は、Googleマップ・SNS・公式LINEといった、検索以外の入口を同時に作ります。
自分のホームページがどの理由に当てはまるか、分かりません
この記事の「確かめ方」を、理由1から順に試してみてください。最初に「いいえ」になったところが、いちばん先に直すところです。自分で調べる時間がない場合は、下の無料のAI診断レポートでも確かめられます。
仕組みだけ真似しても、効かない理由
この3つは、形だけ真似しても効きません。卸の会社で効いたのは、もともと取引先に選ばれるだけの現場の知識があったからです。先にやるのは、あなたのお店や会社が、いまお客さんからどう見えているかを知ることです。
自分で調べる時間がなければ、RSMの無料のAI診断レポートで確かめられます。Googleマップ・Google検索・ChatGPTで探したときに、あなたの名前が出てくるか、代わりにどこが選ばれているかを調べてお送りします(毎月10社まで)。



