質問:Webからの問い合わせを増やしたいのですが、何から始めればいいですか? SNSですか?
答え:SNSは最後です。先に、問い合わせを受け止める「受け皿」を整えます。順番は、①公式LINE ②登録特典 ③LP(1枚の案内ページ) ④ホームページ。この4つがそろってから、SNSなどで知ってもらう活動を始めます。
Webからの問い合わせを増やしたいなら、SNSは最後に回してください。私はRSMの中村と申します。福岡市中央区を拠点に、経営者のホームページ・公式LINE・SNSをまとめてつくって動かしています。社長から「何から始めればいいですか? やっぱりSNSですか?」と聞かれることがよくあります。この記事では、そのときに私が実際にお伝えしている順番と、その順番で進めた会社の実例を書きます。
なぜ、SNSから始めるとうまくいかないのですか?
SNSは、知らない人に見つけてもらう「入口」です。入口だけを広げても、その先に入る場所がなければ、見た人はそのまま流れていきます。
よくあるのは、投稿を続けてフォロワーや再生数は増えたのに、問い合わせが来ないという状態です。見てくれた人がいても、「相談するのはまだ早い」「いきなり電話するのは気が重い」と感じると、その場で止まってしまいます。問い合わせが来ないのは、投稿の出来ではなく、受け止める場所がないことが原因であることがほとんどです。
SNSより先に整える「受け皿」とは何ですか?
受け皿とは、興味を持った人が、気軽に一歩目を踏める場所のことです。私が最初に整えるのは、次の4つです。
- 公式LINE:電話やお問い合わせフォームより、ずっと気軽につながれる窓口です。一度つながれば、こちらから案内を届けられます
- 登録特典:公式LINEに登録する理由です。資料やチェックリストなど、その場で受け取れて役に立つものを用意します(マーケティングの言葉で「リードマグネット」と呼びます)
- LP(ランディングページ):SNSから来た人に、何をしている会社で、なぜ登録するといいのかを1枚で伝えるページです
- ホームページ:興味を持った人が「この会社は大丈夫か」を確かめに来る場所です。実績・料金の考え方・会社の人の顔が見えることが大事です
この4つがそろうと、SNSで見つけてくれた人を、LPから公式LINEへ、そして相談へとつなげられます。SNSは、受け皿ができてから「人を連れてくる役」として始めます。
実際にこの順番で進めると、どうなりましたか?
ブランド品の卸の会社から、Webからの問い合わせを増やしたいと相談を受けたときも、私はSNSの前に受け皿を整えることを提案しました。公式LINEと登録特典、LPを用意し、あわせてホームページもリニューアルしました。そのうえで、SNSで知ってもらう活動を始めています。
今では、取引をしたい事業者と、商品を売りたい個人の両方から、Web経由の問い合わせが月10件を超えています(フォームとLINEを合わせた件数です。2026年9月は13件。同じ方からの重複と、いたずらや営業の連絡は除いて数えています)。
正直に言えば、この会社には、もともと専門店としての知識と、確かな商品がありました。受け皿は、その強みを届ける道をつくっただけです。商品や強みがはっきりしない状態では、どの順番で進めても、問い合わせは増えにくいと考えてください。
SNSから始めてもいいのは、どんなときですか?
すでに公式LINEやホームページが整っていて、そこにつながる道もできているなら、SNSから始めて構いません。足りないのが「知ってもらうこと」だけだからです。
反対に、まだ商品が一度も売れていない、お客様の声もない段階なら、Webより先に、対面で売ることをおすすめします。Webは0から1を生むものではなく、1を10に増やす仕組みです。実績やお客様の声が集まってから受け皿に載せる方が、ずっと早く問い合わせにつながります。
公式LINEに登録した人には、何を送ればいいですか?
商売の形で変わります。オンラインで完結する商品なら、役に立つ情報を何回かに分けて配信し、その中で相談や購入の案内をします。お店や現場のある仕事なら、登録してくれたその日のうちに、LINEや電話で直接ご連絡するのが一番です。興味が一番高いのは、登録した直後だからです。
自分の会社が、どこで止まっているか知りたいときは?
受け皿のどこが足りないかは、外から見るだけでもかなり分かります。RSMでは、Googleマップ・検索・AIでの見え方と、問い合わせまでの流れを調べてレポートにする「無料のAI診断」を行っています。売り込むためのものではないので、今の状態を知る目安として使ってください。
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